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スタミナは「体力」より先に見よう -- 視線の置き場所を1つ変えるところから

スタミナは「体力」より先に見よう -- 視線の置き場所を1つ変えるところから

「殴られたわけでもないのに、いつの間にか死んでいた」。ソウルライクを始めたばかりのころ、このなんとも言えない敗北感に心当たりがある人は少なくない。ボスの攻撃をちゃんと避けたはずなのに、気づけば床。実はその犯人は、HPバーじゃなくてその下にある緑のゲージの方にいる場合が多い。このSTEPでは、視線の置き場所を1つだけ変えてみる練習として、スタミナを見る習慣に光を当ててみたい。

スタミナって何を表してる -- 体力とは違うゲージ

スタミナ(ソウルライク系アクションで、攻撃・ローリング・ガードなどの行動で減っていく持久力ゲージ。多くの作品で画面上HPバーの下に緑色で並んでいる)は、体力とはまるで別の役割を持っている。HPはダメージを受けたときに削れるけれど、スタミナは自分が動くだけで勝手に減っていく。殴っても、転がっても、ガードで受けても、全部ここから持ち出しだ。

つまり、ダメージを一切受けていなくても、スタミナを使い切った状態で敵の前に立った瞬間、自分は動けないまま斬られる存在になってしまう。ソウルライクの「謎の即死」と感じる場面の半分くらいは、ここに理由が隠れている。

視線の配分 -- HP8割・スタミナ2割では危うい

戦闘中の自分の視線を少し意識してみると、ほとんどの時間をHPバーに張り付けている人が多い。赤いゲージが減るのは直感的に怖い。対してスタミナは、減っても回復するし、減ったこと自体ではすぐ死なないので、つい注意の外に追いやられやすい。

ところがスタミナが黄色く点滅している状態は、ほぼ「次の1アクションで破綻します」の予告灯と同じだ。ここを見落としたまま次のローリングを出すと、動作だけ出て回避距離が足りずに被弾、というお馴染みの死に方になる。戦闘中の視線は、HPとスタミナを半々くらいで行き来するイメージを最初の目標にしてみよう。

今日やれる、最小の練習

視線の癖を変えるのは一晩では無理だけど、入口にぴったりの小さな練習がある。

  • 序盤エリアの雑魚戦で意図的にスタミナを見る: 強敵に挑む前の練習台として、道中の雑魚1体に集中する
  • 攻撃3回のたびにゲージを1度覗く: 3回殴ったら一度視線を落とす、というリズムを体に植える
  • スタミナ半分を超えたら必ず一歩下がる: 反射でやれるようになるまで繰り返してみよう

とくに大事なのが3つ目だ。「半分切ったら距離を取る」だけを意識して10戦ほど回してみると、次のSTEP以降の話がすっと入る体になる。

呼吸と走行距離、どっちを見てるか

スタミナを「見る」感覚をもう少し身近な言葉に置き換えてみると、ランニングの時に心拍を見ながら走るのに近い。心拍を無視してスピードだけで走り続けると、3kmは行けても5kmで急にペースが落ちる。逆に心拍を目安にペースを配分できる人は、同じ体力でずっと遠くまで走れる。

ソウルライクのスタミナもこれと構造が似ている。HPを心拍に、スタミナを走行距離に見立てると、初心者ほど走行距離の側を無視して心拍ばかり見ている状態にある。走れなくなってから心拍を気にしても遅いのと同じで、スタミナが尽きてからHPを見ても遅い場面が多い。

最初はぎこちなくて大丈夫

視線を2つに分けるのは、慣れないうちはすごく疲れる。戦闘そのものより視線移動の方に集中力を持っていかれて、かえって被弾が増えることもあるかもしれない。焦らなくて大丈夫。最初は見る習慣を作ることだけが目的で、見た情報をどう使うかは次のSTEPの担当だ。

スタミナが見えるようになると、同じ敵なのに前より落ち着いて戦えている自分に気づく瞬間が来る。ゲージという情報の端に光を当て直すだけで、見える景色が少し変わるはずだ。その変化の種を、今日の数戦で仕込んでおきたい。

ここから始まる5STEPは、スタミナというゲージを通してソウルライクの呼吸を整えていく道のりになる。視線を2つに分ける練習が取っかかりとして根を張れば、次の話もずっと身体になじみやすい。

執筆・編集NEXTGG編集部

ゲームの「うまくなり方」を体系化するNEXTGG編集チーム。ジャンル別プレイヤーと共に、検証と実プレイを重ねた上達メソッドを届けている。

公開 2026-04-12読了 約3

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